協会運営の基本方針

令和5年度(2023年度) 協会運営の基本方針

 令和4年度も新型コロナウイルス感染症の対応に追われる1年ではありましたが、主管協会や関係各位のご理解とご協力のもと、高校選手権大会(春高バレー)代表決定戦や天皇杯・皇后杯北海道ブロックラウンドをはじめ、開催予定の各種事業は、感染防止対策の徹底を図りながら、無事開催することができました。

 昨シーズンの男子V2リーグでは、ヴォレアス北海道とサフィルヴァ北海道が札幌市、旭川市、函館市の各地でホームゲームを開催し、両チームが活躍する姿を多くの観客が会場で応援することができました。さらに、2023・24シーズンからは女子のアルテミス北海道もVリーグ参戦が決定しており、女子V1のデンソーエアリービーズとともに道内のバレーボールを盛り上げてくれるものと期待しているところです。

 トップチームのプレーが身近に観戦できる環境も整ってきており、当協会としても各チームとの連携を強化し、新たなバレーボールファンの獲得とともに、各カテゴリーの競技人口の拡大を目指すため、より一層の支援と事業展開に努めてまいります。

 スポーツを取り巻く環境の変化を的確に捉え、協会創立100周年に向けて、北海道バレーボールの更なる発展を目指すため、組織改革や法人設立は不可避な状況であり着実かつ迅速に歩みを進めていかなければなりません。また、中学校部活動の地域以降についても関係各所との連携と情報共有に努め、バレーボールに興味を持つ子どもたちのニーズに応える環境整備を目指します。

 本年度も安全・安心にバレーボールができることを願いつつ、新たな財源確保、協会法人化、指導者の養成、ジュニアの人材発掘・育成、シニアまでの一貫指導強化体制の確立や円滑で安定的な大会運営など、多岐にわたる課題の解消に向け、34の加盟団体とともにバレーボールの原点である”つながり”を大切に育みながら諸事業を積極的に展開し、バレーボール競技の普及、発展に努めてまいります。

重点目標

  • 協会創立100周年に向けて、さらなる発展の礎を築くため、健全で安定的な協会運営を目指し、より強固な財政基盤と組織改革を検討します。また、行政書士事務所や公認会計士との契約締結により、適正な会計処理と法人設立に向けた具体的な準備を加速します。
  • 34の加盟団体との連携のもと、日本協会事業やVリーグの開催および協会独自事業の実施を通して、バレーボール競技人口の拡大とファンの獲得に努めます。
  • 「体罰・暴言は技術も人も育てない」を基本に、倫理委員会などによる指導者講習会を開催し、体罰・暴力・暴言などの根絶に努めます。
  • 小・中・高・大の一貫指導のさらなる充実、シニアとの連携による強化を推進し、各種全国大会での上位進出ならびに国民体育大会での競技得点獲得を目指します。
  • 指導普及委員会と強化委員会との連携により、指導・強化体制の充実と指導者の育成に努めます。
  • 円滑で安定的な大会運営を検討するとともに、大会開催や講習会、Vリーグの事業運営などを通して競技員・審判員の養成と若手の人材発掘・育成に努めます。